

エキサイティング・ビジョン 世界平和プロデューサー川田寿英
「極」の志に迫る。
Q1 志を漢字一字で表してください
この質問を受けた時、私の頭に迷いなく浮かんだのは「極」という一文字です。
私は昔から、物事の両極を探求し、その本質を突き詰めることに強く惹かれる性質がありました。幼少期におとなしかった私が、その反動で全く逆のやんちゃな道を歩んだことも、あるいは日本の平和だけでは飽き足らず、世界の平和、果ては宇宙の調和にまで想いを馳せる今の私の思考も、すべてがこの「極」という志に繋がっていると確信しています。
この「極」という志を胸に、私は「世界平和がなぜ実現しないのか」という問いを突き詰め、あるシンプルな答えに辿り着きました。それは、私たちが無意識に「人のせいにしている」からではないか、と。「あの人が悪い」「環境が悪い」——その思考が、すでに争いの始まりだと気づきました。
だからこそ、私たちは外側ではなく、自分自身の内側へと深く、深く、目を向ける必要があるのです。
考えてみてください。一滴の濁った水が水面に落ち続ければ、そのよどみはやがて全体に広がります。しかし、もしそこに一滴の清らかな水が落ち続ければ、その澄み切った波紋が世界を満たしていく。
世界平和とは、小難しい理屈ではなく、私たち一人ひとりが「純粋な自分」として生きること、そのシンプルな積み重ねの先にこそ、確実に見えてくる未来なのです。
社会のシステムやお金の稼ぎ方といった、一見重要に見えることに意識を向けすぎると、かえってこの本質は見えなくなります。広い世界を見つめるほどに、たった一人の「自分」と向き合うことの尊さに行き着く——この“極大と極小”を行き来する探求こそが、私の志「極」そのものなのです。
Q2 事業内容
①WHAT
②WHY
③HOW
① WHAT
会社が存在している意義 / 何を解決するための誰のための事業なのか
私の事業は、「本当の自分」を見失い、何を学んでも満たされない想いを抱える全ての人々が、自身の「生まれた意味」である【極念(きょくねん)】に目覚めるためのサポートです。
私自身、かつては膨大な費用と時間を投資して、ありとあらゆる思想やスキルを学び続けましたが、心の底からの納得感は得られませんでした。多くの人が「平和」を語りながらも、なぜか争いを生んでしまう。それは、この「極念」という最も根源的な本質から、注意が逸れてしまっているからなのです。
私の事業は、この「ズレ」を根本から修正し、人々が自身の純粋な輝きを取り戻すことで、真に平和な世界を築くことを目指しています。
②WHY
その会社、事業はなぜ重要なのか
「世界が平和になったらいいよね」——そう願い、様々な活動に取り組む人々は世界中にいます。しかし、そのための具体的で、誰にでも実践できる本質的な解決策が見えていないのが現状ではないでしょうか。
その結果、多くの人々が、本質とは異なる原因に対して、貴重な時間とエネルギーを費やしてしまっているように感じます。
だからこそ、「世界平和は、個人の内側から、シンプルに、そして確実に実現できる」という事実と、その具体的な道筋を明確に提示することが、今この世界にとって非常に重要だと考えています。私たちの事業は、その可能性の扉を開き、人類が次のステージへと進むための、かけがえのない役割を担っていると確信しています。
③HOW
どのように実現するのか
まず、その第一歩として、子どもから大人まで、誰もが「極念」の世界に触れられる漫画『極念師』を制作しました。敵すらもその苦しみから救おうとするヒーローの姿を通して、「すべての人に生まれてきた意味がある」というメッセージを、物語の力で伝えていきます。
https://exciting-vision.pro/kkn-zero/
次なるステップとして、極念をテーマにしたヒーローアニメ映画の制作を構想中です。完成後は多言語で世界へ展開し、「極念=本当の自分を知ること」を、文化や国境を超えた普遍的な価値観へと昇華させます。
さらに、メタバース空間を活用した、実践的な学びと対話の場も創造します。そこは、誰もが匿名で安心して悩みを打ち明け、互いの「極念」を見つけ出す手助けをし合う、温かいコミュニティです。NFTなどの技術も活用し、「聴くこと・理解すること」そのものが喜びとなり、感謝として循環するような、新しい“聴く文化”を築きたい。この文化が、やがてリアルな世界にも波及し、誤解や偏見のない人間関係と、真の平和が広がっていくことをイメージしています。
最終的には、同時翻訳機能によって国境を越えた対話から世界規模での意識変容を実現し、真の世界平和へと繋げていきます。
Q3 志事をする上で感じている社会課題を教えて下さい
「私が最も強く感じている社会課題は、「人のせいにすること」と「相手を理解しようとせずに、自分の価値観で一方的に否定・決めつけること」です。
環境や他人のせいにして不満を言うだけでは、根本的な問題は何も解決しません。それはむしろ、新たな争いや分断を生むだけです。
特に深刻だと感じるのは、相手が何を大切にし、何を本当に望んでいるのか、その本質をフラットな視点で見ようとせず、自身の「常識」や「倫理観」、「正義感」という物差しで一方的に「自分と合わない」と批判し、決めつけてしまう風潮です。
批判からは、対話も、創造も、何も生まれません。だからこそ、まず「相手をありのままに理解しようとする姿勢」こそが、今の社会に最も必要とされていると強く感じています。
Q4 上の社会課題の中で解決に向けて取り組んでいること、取り組んでいきたいことがあれば教えて下さい。また、解決に向けて良い愛dea(アイデア/愛のある発想)があれば教えてください
まず、何よりも「自分自身の純粋さを磨き続けること」です。人に何かを伝える前に、まず自分の中にある偏見や否定的な感情に気づき、それを少しずつ手放し、より本質的な自分で在ることを大切にしています。そして、その生き方を通して、純粋であることの価値を共有していきます。
世界平和は、地道な積み重ねの先にしかありません。私自身も、過去の経験や心のブロックをひとつずつ外してきたからこそ、少しずつ変化を実感できるようになりました。
だからこそ、私は、「本来の自分」として生きようと挑戦する人々が、安心してその道を歩める社会環境を創りたいと考えています。
そのための愛dea(愛のある発想)として、例えば「チャレンジャーズ・ベーシックインカム」のような構想があります。これは、自分らしく生きようと挑戦する人が、生活の不安なくその探求に集中できる仕組みです。このようなセーフティネットがあれば、もっと多くの人が安心して「自分の極念」に目覚め、前向きなエネルギーで世界を満たしてくれると信じています。
まずは、私自身と、すでに関心を持ってくださっている方々から、この純粋さの輪を広げて参ります。
Q5 今後の展望を教えてください
私のこれからの活動は、以下の3つの軸で明確に構成されています。
パーパス(存在意義):【全人類を解き放つ】
ビジョン(理想の未来像):【世界中が「自由に」「楽しく」「平和に」なる】
ミッション(行動指針):【純粋に生きることを世界のスタンダードにする】
この3つを人生の羅針盤として、純粋さを大切にした生き方と、調和に満ちた社会のあり方を、これからもあらゆる活動を通して広げ続けていきます。
Profile
- 川田 寿英
- ■ エキサイティング・ビジョン プロジェクト
- 総合プロデューサー / 世界平和プロデューサー
- https://exciting-vision.pro/
- ■ 一般社団法人 国際クリアライズ協会 代表理事
- https://clearise.world/
- ■ アージェントリー株式会社 代表取締役
- https://argentry.co.jp/
- 1976年、大分県日田市生まれ。
- 幼少期に厳しいシゴキやイジメを受けたことで小4で血尿を出す。「本当の自分」を見失い、深い葛藤と生きづらさを抱えたまま大人になる。会社を経営するも詐欺に遭い、全財産を失う。妻から何度も離婚話しをされ、生きた心地のしない人生を歩む。
- それらの苦しみから抜け出す中で、人は「純粋な自分を生きること」でしか本当の意味で幸せにはなれないという「極念の理論」に開眼。
- 現在は、システムエンジニア、デザイナー、コンサルタント、コーチという多様なキャリアを通じて培った多角的な視点と、内閣府・経産省・JAXA主催の宇宙ビジネス業界活性化プロジェクトや、伝説的アーティストX JAPAN hideの追悼イベントのデザインといったスケールの大きなプロジェクトに携わった経験を糧に、本当の自分を生きる「自分平和」な人を増やし、「世界平和」を実現するプロデューサーとして活動中。
書「極」への想い
一極念(きょくねん)をたどる一
「極」とは、何かの終わりではなく、自分の本質へと近づいていく道”そのもの。
表面的な成功や常識にとらわれることなく、自分の奥に静かに潜り、そこに流れる“ほんとうの自分の流れを見極めて生きること。
それこそが、今を生きる私たちに求められている姿勢ではないかと川田さんの志に触れて感じました。
この作品に込めたのは、力強さとしなやかさが共存する道。
一筆一筆には、自我を超えた「気の巡り」が宿り、その線が放つエネルギーが、見る人の内側と共鳴することを願っています。
川田さんの志「極」は、世界中の人々の”気づぎのきっかけとなり、心の奥に眠る「極念(きょくねん)」をそっと動かす力になると願って筆を走らせました。
書道家 早矢加